まっちろ…。
2016年はドイツっちゅうかバイエルンにビール純粋令ができてから500周年にあたるっちゅうことで、ミュンヘンではビールに関するイベントがけっこうありました。ビール純粋令とは、1516年に当時の王、バイエルン公ヴィルヘルム4世が定めた法律で、ビールは水、ホップ、モルツ以外の混じりもんをいれてはいけないと、こういうことでございます。あったりめーだろ、そんな!って笑っちゃう方、日本のビールはよく見ると、コーンスターチとかツバメの巣とかニシキヘビが脱皮した皮とかが粉末になってはいってますから、飲む前によくご覧になってください。なかなかこの質素な原料だけでビールがつくられるのは、簡単なようで大変のようです。ちなみにカイチョの大好きなプレモルはしっかり純粋令のっとって製造されているですよ。この法律のおかげで、現在でもビール純粋令はドイツ国内できちんとまもられ、品質が支えられ、美味しいビールが飲めるっちゅうことなわけです。
で、去年2016年はビール祝祭展みたいなイベントが頻繁にやっていたんですが、そのひとつにカイチョが絶対行こうとおもってたのはこちら。
ビアマハトミュンヘン、ちょーベタ読みですんません。ミュンヘン市博物館でやってたミュンヘンビール史展みたいなやつです!1月8日をもって終了しましたが、ビール好きのワシらがミスるわけにはいきまへんわ、奥さんとギリチョンパで見てきました!
ミュンヘン市博物館はビクトアリエン市場の裏手、シナゴーグの向かいにあります。かつての市兵器製造場の跡地を改造して博物館になったようです。写真展とかオモロそうな展示会をいつもやってて、隣のカフェにはいくのに、なぜかいつも素通りだったのであります。中にはいりますと、すでに気味の悪いミュンヘン小僧のフィギュアがたくさんカイチョをお出迎え。
ひとつ残念だったのが、英語の説明がオーディオのみ!で、ほぼドイツ語でしか説明書きがなかったこと…こんなとこでオーディオだけにケチるなよ、と言いたい!だって、ミュンヘン市でアピールしたかったら、英語で説明書きやらないと〜。
ま、でもとりあえず密度の薄い脳みそを酷使してドイツ語説明でなんとかよみましたよ、コンニャロ、ったくよー。
で、展示会で学んだこと!
昔のミュンヘン市には現在、旧市街地とよばれるエリア(要は門の中のエリアなんですけど)は、ありとあらゆる通りが醸造所やレストラン、飲み屋でうめつくされていたんです。その数びっくりするほど。その当時から現在でも営業してるレストランや飲み屋も数件あります。そして、ビールを貯蔵しておくセラーはすべてイザール川を超えた、現在のガスタイク、ヒルトンのあたり、ケラー通り(まさにドイツ語で地下通り)この辺一帯だったようです。川のひやっとした温度を利用してということなのでしょうか?びっくりもものき!
そのあと、醸造所が旧市街地の外にでて、各醸造所のビアガーデンが発達したのでしょう。ミュンヘン市の古いビアガーデンには大きなマロニエの木がたくさん植えられてますね。これはむかし、夏場などは木の陰で地面が涼しくなるのを利用して、ビアガーデンの地下にビールを貯蔵していたためです。アーノルフ通りのアウグスティナケラーなんかは典型的ですよね、マロニエの木がいっぱい植えられてるでっかいビアガーデンがあって、レストランはグルグル螺旋階段を降りた地下、むかしの貯蔵庫ではありませんか!
どっかの歯医者さんのマークじゃないですよ、我らがアウグスティナ!でございますよー!
ビールコースターコレクション
これ、アウグスティナの国外プロモ用らしいんですけど…アウグスティナ自体がドイツ外にでることが珍しいんで、どこで使われたんだろか…気になりますね〜〜。
見てるだけで喉乾いてきた。このポスター欲しいですがな!
おきまりのビアジョッキコレクションね。
昔ながらのオクフェスのポスターですね〜〜
このへんもかなり年季入ってますよ〜〜加齢臭がする!
っちゅうわけで、このミュンヘンビール歴史展示会みたら、喉がからっから。奥さんと一目散にビール飲みに行きました。
やっぱりこれはうまい…。一気飲みすること気がついたら4杯。帰りの電車賃がかろうじて残ってました。いやぁ、最近やっと体調がよくなってきて、マジでビールが美味く感じられました!
ミュンヘン、ほんとにビールの街ですね!あらためて感心しました。この街にすんで嫌な思いや唇かみしめたり、小指をかんだり、眉間シワヨセたりすることたっくさんあるんですけど、とりあえずずっと住んでいるのは美味しいビールの魔力です。本日もご訪問ありがとうございます!カイチョとミュンヘン小僧の格好でビールがぶ飲みしたいわっというかた、ぜひぽちんぷちんとお願いいたします!
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