2017/01/22

デイムミツコ、ミュンヘンに現る!

こんちは〜〜、あまりの寒さで肩かちかちで首が回らなくなってしまったカイチョです。ヤバイ〜〜。まったくもって、この寒さいつまで続くんでしょうかね…先日17年もお世話になってる某科の先生とこ定期検診いったんですが、先生はミュンヘン郊外の田舎にすんでるので、ミュンヘン市とやはり気温差があり、朝出勤時など、だいたい家のあたりはー16度だけどミュンヘン市はー9度とかなのよね…。なんちゅーこった!

最近寒くてナイトライフとかもう体力も気力もなくて全然お手上げです。バーでビール数杯のんで、冷たい空気に当たるとカーンッと一気に血圧上がるんだか、酔いが一気に回って家に帰るのも一苦労。雪国ライフはカラダにいいことひとつもありません。そんなイケイケなナイトライフ中断中なわけで、先日金曜日、奥さんと一緒に清く正しく正装して、ピアノコンサートに行ってまいりました。ピアニストはデイム・ウチダミツコさま、場所はレジデンツ内のヘラクレスザールというホールです。

カイチョ家の前に広告塔があるんですが、そこで去年、先日のみっちゃんのコンサートのポスターが貼られてたんです。奥さんに「カイチョ、この人知ってる?」って聞かれて、あまりピンとこなかったんですが、日本人名だしレジデンツでやるっちゅうからにはビッグな人なんだろうなとは思い興味を持ちました。その数日後、奥さんがたまたま読んでいた小説に「ウチダミツコのピアノのような音でナンチャラカンチャラ…」という表現が出てきたらしく、奥さんが大興奮!そしてカイチョも、クラシックが大好物な祖国のオフクロさんに電話で聞いて見たら、「カイチョやぁ、ミッちゃん知らんのか!ミッちゃんは日本ではあまり弾くことないから、そんな珍しいチャンス逃しちゃいかん!」と、鼻フガフガ息切らしながら言うんで、今回コンサートに行くことになったのでした。

 
はーい、オデオン広場からホフガルテンにはいり、ヘラクレスザールの正面玄関へ。完璧、天然冷凍庫でっせ!雪がずーっとパウダーのまま。

 
ヘラクレスザールの正面玄関です。暗い〜〜‼️

中に入ると

 
この先のクロークでコートを預けて

 
階段上がりますですよ〜〜!この階段とこにかかってる、青い絵画…なんかすごく惹かれたんです。キャンバスにオイルじゃないかと思います、アブストラクトな青い作品なんだけど、瑠璃色で綺麗です!

 
どこにいってもリセプションホールで、じいさんばあさん談話してます。しかし今回は年寄り率高し!カイチョ、体力も気力もヒィヒィいってるのに、こんなところにきては老人に生気をますますすいとられそう!生き血吸うかのごとく若いベイブたちのなかにマギレタイ…

 
談話ホールぬけるとコンサートホールです。初めてきました!キャンッ (カイチョの乙女心揺すぶられたときの嬉しい悲鳴)
なかなか空間があっていいです!

ここヘラクレスザールは、レジデンツに隣接しており、もともとルードビッヒ一世の謁見の間として使われてきた玉座のある大広間だったそうですよ。それをリノベしてコンサートホールにしたのだそうです。収容客数1800人以上、1986年にイザールの向こうにガスタイク音楽ホールができるまでは、ミュンヘンのクラシックコンサートのほとんどがここで行われたんだそうです。ヘラクレスザールという名前の由来は、上の写真にもありますように、ホール内にかけられているギリシャのヘラクレス神話をモチーフにしたタペストリーからだそうです。このタペストリーは会場内の2階両サイドにかけられていて、1556年にバイエルン公のアルブレヒト5世によって作成されたもんだそうです。

 
カイチョたちの席前から10列目。一番はじっこでしたが、ミッちゃんの指先の動きが素晴らしくよく見れました。もうなにかにのりうつられた感じで演奏されてました!

デイム・ウチダミツコ…1948年に熱海で生まれた彼女は日本人でしたが、現在は英国籍を取得してロンドン、ノッティングヒルに住んでらっしゃいます。外交官のご家族とともに12歳のときにウィーンに引っ越し、ウィーン音楽院で学び、ロンドンへ。彼女のパートナーは「世界最高の知性100人」に選ばれた、英国の上級外交官ロバート・クーパー氏。またミツコは大英帝国勲章 「デイム」Dameの号を受章しています。エリザベス女王から経済人、文化人、芸能人、スポーツ、社会的奉仕活動などで貢献した人に贈られる勲章です。

英国、ザ・ガーディアン紙がみっちゃんとに独占インタビューを記事にしてましたので、カイチョがオモロイと思ったことここに訳しておきます。

1.ミツコの人生のサウンドトラックにする曲は?
モーツアルトのMarriage of Figaro, この曲には生死以外全ての人間の感情が表れている。

2.ミツコが熱狂的になってることは?
ツールドフランスとスドク。ミツコはスドク10に挑戦中。

3.音楽以外でミツコが儀式的にきまっていつもすることは?
ダージリンティーの春摘みの一番いいものを買って、次のがでるまで1年間飲む。

4.ピアノについて
シュタインウェイのピアノを4台所有。一番古いのは1962年に作られた、ニックネーム "The oldie"。まだまだ現役の音。
2番目は練習用。3番目はニックネーム、"The boy from Munich", スポーツカーに乗ってるのと同じ感覚。4番目はまだ若いピアノ。ヨーロッパの都市どこかに保管できる家を探したい (どうやらミツコはコンサートごとに自分のピアノを会場に運ぶこむらしい)

5.日本で生まれ、ウィーンで育ち、ロンドンで生活とかなり国際色ゆたかな人生をおくられていますが…
3ヶ国語全ての言葉が残念ながら完璧ではない。日本人の妹や身内とは日本語、それ以外はほぼ英語で生活。音楽的なことを考えたりするときはドイツ語、ウィーンで音楽を学んだのがドイツ語だったから。


 
デイムミツコの演奏は、優しくそして力強く、さまざまな感情が素直に表現されて、彼女という人を垣間見れるような演奏でした! 老人率8割でしたけど、聴きに行ってよかった!そしてカイチョもデイムのように、3カ国語の言語がすべて中途半端…それでもデイムのピアノの音色のように、人生めげす、優しく力強く、感情素直に丸出しに楽しく生きていきたいと思いました!


カイチョ、バレエもピアノも幼い頃習っていたんだけど、くそ大っ嫌いなお稽古事だったんだよね…だから長続きしなかったけど、幼いカイチョのキモチワカルヨ…というかた、ぜひポチポチっと!子供には嫌なこと押し付けたり習わせたりすると、カイチョみたいなロクデモナイオトナになりますから、世の中の親御さんたち、くれぐれもお子さんのお稽古事選びは慎重に‼️

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2017/01/17

タイゆきさん、しっぱつ準備にはいりました。

一日中氷点下のミュンヘンでございます、グリュースゴット!今日は、午前中しかあいてないタイ領事館にビザ申請するために早起きしたのが大きな間違い!マジ寒くって、散歩なんてできたもんじゃない…朝8時とか9時とか尋常じゃない寒さですね…こんななかうちの奥さんは、ヒートテックのモモヒキもはかずに、凍結した道路を革靴はいて出勤するわけですから、マジ凄いもんですよ。トッティもお散歩お散歩と尾っぽブンブンふりながら出発したのはいいが、アパートでて数歩歩いた瞬間に尾っぽがまるまってました。

 
今朝のノーフィルター写真…太陽がでそうででない、ほんとに灰色で切ないの一言にかぎります。うちのボウズがあっちからはしってきてます。

この積もった雪の下は全部氷になってます。今朝カイチョ、ツルリンとコケました。あれぇぇぇ〜というまに、まさに究極のボーリングポーズとらせていただきました。

散歩終えて、息つく暇なくまたゴソゴソ着込んで、いちおう身だしなみのメーキャップして、ミュンヘンにあるタイ領事館に向かいました。ニンフェンブルク城の近く、ノイハウゼンとよばれる閑静な住宅街になかにあるタイ領事館。お天気がよければ、このエリアいろいろ紹介したかったですけど、生死さまよう気温なんでとりあえず目的地へ直行。

 
ミュンヘン小さな街ですけど、エリアごとにキャラが違います。このノイハウゼンのあたりはむかしからポッシュなエリアで、タウンハウスもおおくて、ドクターや弁護士事務所やら、そういうあっちの世界の人たちがオフィスやらクリニックやら開いてますね。ニンフェンブルク城に近いこともあって、建物ひとつひとつもなんとなく優雅な雰囲気だし、道1つとっても街路樹道で整備されてたり。カイチョの住んでるエリアとはまったく雰囲気違います。まさになんか、アタシィ〜〜ガイコクに住んでます❣️みたいに感じられるエリアかも。

ミュンヘンのタイ領事館でビザ申請するのは2回目です。日本人は30日間はノービザでいけますけど、それ以上の滞在だとビザ申請しなければなりません。カイチョは、いつも30日以内でタイを空路で出て入国し直してまた30日いたんですが、最近他の国まわるのめんどくさくなっちゃって。ドンとかリンギットとかリエルとか…アジア通貨両替するだけで頭くちゃくちゃになっちゃうんで…ユーロから両替はバーツオンリーで!東南アジア旅行すると、昔、ユーロが使われてなかったヨーロッパを思い出しますよ、リラとかシリングとかペソとか…くちゃくちゃ…統一すりゃあラクだな…みたいな。

 
こんなマッチ箱みたいな乙女ゴコロくすぐる家がならんでるプリンチェン通りにタイ領事館はあります。ロートクロイツプラッツ駅からトラムで2ー3駅ほど行ったとこです。


 
キタキタ、タイ領事館。半旗になってますね、プミポン国王がお亡くなりになったからですね。


ミュンヘン日本領事館もそうなんですけど、大使館じゃないので規模がちっちゃい。この建物の地下が領事館です。

 
建物の裏口がいちおう正面玄関で、サワディーカー!あぁ、落ち着く…。雪に埋もれて可哀想に。

 
で、地下が領事館です。

シングルエントリービザ60日間がいつもなら30ユーロくらいかかるんですが、どうやらモトヤマくん情報によると、タイへ来るツーリストが減少しているらしく、そのため来月末までの申請料金は無料!となってるらしいです。おったまげ〜〜ラッキィー池田‼️タイは観光大国ですからね、観光客が減るのはアイタタタでございますね。あらかじめネットでダウンロードした申請用紙に必要事項かきこんで、パスポートコピー、フライト詳細コピー、パスポート写真一枚提出すれば、5分とかからずにすぐビザだしてくれます。ブリちゃんには、電車にのってたどり着く時間のほうがビザ出す時間より長いわよ、と言われてましたが、まさに。すこしくらい書類目通してくれよとおもいましたよ〜〜、まぁ、そこがマイペンラーイでタイ大好き!

 
しっかりパスポートにビザいただきました!グーッ!

しっぱつは2週間後ですが、春先まで家を長く空けるのは主夫の身としてはいろいろやって出なくてはいけないので、すぐ過ぎてしまいそうです。とりあえず海水パンツとワンデイアキュビュー2ヶ月分だけはバッグパックに突っ込みました。目が見えなかったら、バイクも運転できないどこか、ベイブのひとりにも声かけられませんからねっ!

 
早く行きたい…もうすぐだ! 犬たちとサムイ島、サンセットタイム。


カイチョの海水パンツは何色かしら…お花柄、水玉、ストライプ??カイチョと一緒に南国でバコンスしたいわというかた、今日もポチッと。今日もご訪問ありがとうございます!!





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2017/01/13

懐も雪と氷点下!カイチョのオシャレはなんでもふんずけちゃう足元から。

うんにゃぁ〜また寒さが戻ってきているミュンヘンよりハロンパ❣️ 気温が3ー4度まであがって雨がふり雪がとけたものの、また寒くなってきてます。雪マークもまたまたチラホラ。祖国ニッポンもどうやら大寒波?ですか、今年の冬はまじ寒いですね、もうカンベンよー。

きょうのカイチョの独り言は

くっそサミーな、コンニャロ〜〜。

かーっ、まじサミーな、こんちきしょ〜〜。

クエ〜〜ッ、心肺停止5秒前。でございます。これを繰り返しボソボソとつぶやいていたのであります!

 
でもでも〜〜雪上がりの快晴は最高に気持ちいんですがなー!ココロが浄化される!

ミュンヘンでこんな寒い冬を味わうの、かなり久しぶりな感じがします。過去5年間、冬の時期はタイに逃亡してたから、今年の寒さを一層感じるのかもしれませんが...やっぱり寒い時期にはカチンコチンでツルンツルンのミュンヘンよりも、ウッフン微笑みの国タイへ、モトヤマクンのいる極楽島パンガンへ逃亡に限りまっせ!

しっかしまぁ、気温が少しあがって雪が溶けるときがいちばんヤッカイ!一気に溶けるから道がクソどろどろで、道に放置っぱなしの犬のフンなのか泥なのか、なにが溶けてなにをふんずけて歩いてるのかサッパリ検討もつきません。 カイチョはここ長年、冬場の息子との散歩はプーマのスノーブーツを愛用してます。ゴアテックスで、防水加工、フクラハギまであったかく隠れる優れもんです。プーマをはけば、雪だろうがウンコだろうがゲロだろうがなにを踏んでも怖くない、ヘッチャラです。

 
なんでもふんずけちゃうプーマで、雪のなかでザ・仁王立ち。

しかし最近カイチョ、お出かけ用のスノーブーツがないことに気がつきました。夜遊びいくときは、だいたい運動靴でタクっちまいますけど、たとえば日中のおでかけね、カフェいったりヨガいったり買いもんいったり…そういうときにウンコふんずけて歩いてるプーマ靴じゃ、カイチョたる紳士がビシっと決まらないじゃないですか!とりあえずガチでベタなスノーブーツじゃなくて、ちょっとお値段いっても質がよくて長く履けるものを…と探していました。歳をとると、懐は相変わらず氷点下なくせに、高温なものばかりに目がいって困ります。ちなみにスノーブーツはドイチュ語でSchneestiefel シュネーシュティーフェルであります。死ねーシュティーフェル…なんでこんなに長い単語なんだよ、こんちきしょ〜〜。ドイツ語は…ほんとに苦手デス!

 
これがカイチョの購入したおでかけスノーブーツ。パナマジャックというスペイン産のクックです。パナマっちゅう響きが、カリブ海とあのパナマハットというイメージしか浮かんでこなくて、スノーブーツと結びつけるのにひと苦労しました。が、このパナマジャック、パナマとはまったくなんの関係もなく (笑笑) 1989年にスペインは南のアリカンテで生まれたブランド。100%スペイン産というキャッチを掲げアウトドア専門の靴屋さんで、職人さんが一足ずつ全て丁寧に手作りしているんだそう。ですんで、かなり定番の形ばっかりなんですけど、皮の質といい、作りといい、縫製の丈夫さといい、靴のなかから底までモコモコが網羅してて (カイチョのは羊毛ではないですが、羊毛もあります)、まじアッタカイ〜〜。おまけに靴底もですね、かなり頑丈でグリップもしっかりしてるし、アイスバーンの上でもすってんころりんせず歩けそうです。カイチョは冷えがひどいんで、フクラハギもムンムンなロングブーツを購入しました。これでお値段180ユーロ。22000円くらいですが、毎年お手入れして履けば長く履けること間違いなし! このほかにもショートブーツ、アウトドアブーツみんな形は似たり寄ったりですが、メンズレディースともに実用的かつ高品質な靴がそろってます。スペインといえば、カンペールのクックも有名ですね。カイチョと昔一緒働いてた、マヨルカ島出身のエンジニア技師のホアンホくんが、「オレがもし島に帰ったら仕事がないから、カンペール靴工場で働くしかねーよ」とつぶやいてたことを思い出しました。

 
防水加工、スペイン産を全面に強調っ!!

あの若い連中がはいてるモコモコしたUGGとかって、あれはあれでアッタカイんですけど、あれの大きな欠点は靴底のグリップがない!で、カイチョも以前はいてたんですが、雪やアイスバーンでなんどスベッタカ…まさにイナバウアー状態!雪が降らない国の冬にはきっと最適でしょうが、雪国にはUGGは却下‼️と思いますですよ!

まだまだ雪と氷点下の日々が続きそうです。カイチョ、オニュウのクックで、雪にまみれたウンコふんじゃうかもな、って思う方 ポチポチっと。ランキング1位をいただいております。毎度ご訪問ほんとにありがとうございます!


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2017/01/09

ビールがミュンヘンをツクル!のお話。

はいやー、きょうも絶賛灰色のミュンヘンよりビールが美味い!今日もひどい曇り空っすね、朝は雪の白さで目がチカチカしますし、夕方になったら鳥目のカイチョは見えやしない…もういいかげんこの天気どーにかなんないかな。

 
まっちろ…。

2016年はドイツっちゅうかバイエルンにビール純粋令ができてから500周年にあたるっちゅうことで、ミュンヘンではビールに関するイベントがけっこうありました。ビール純粋令とは、1516年に当時の王、バイエルン公ヴィルヘルム4世が定めた法律で、ビールは水、ホップ、モルツ以外の混じりもんをいれてはいけないと、こういうことでございます。あったりめーだろ、そんな!って笑っちゃう方、日本のビールはよく見ると、コーンスターチとかツバメの巣とかニシキヘビが脱皮した皮とかが粉末になってはいってますから、飲む前によくご覧になってください。なかなかこの質素な原料だけでビールがつくられるのは、簡単なようで大変のようです。ちなみにカイチョの大好きなプレモルはしっかり純粋令のっとって製造されているですよ。この法律のおかげで、現在でもビール純粋令はドイツ国内できちんとまもられ、品質が支えられ、美味しいビールが飲めるっちゅうことなわけです。

で、去年2016年はビール祝祭展みたいなイベントが頻繁にやっていたんですが、そのひとつにカイチョが絶対行こうとおもってたのはこちら。

 

ビアマハトミュンヘン、ちょーベタ読みですんません。ミュンヘン市博物館でやってたミュンヘンビール史展みたいなやつです!1月8日をもって終了しましたが、ビール好きのワシらがミスるわけにはいきまへんわ、奥さんとギリチョンパで見てきました!

 

ミュンヘン市博物館はビクトアリエン市場の裏手、シナゴーグの向かいにあります。かつての市兵器製造場の跡地を改造して博物館になったようです。写真展とかオモロそうな展示会をいつもやってて、隣のカフェにはいくのに、なぜかいつも素通りだったのであります。中にはいりますと、すでに気味の悪いミュンヘン小僧のフィギュアがたくさんカイチョをお出迎え。

ひとつ残念だったのが、英語の説明がオーディオのみ!で、ほぼドイツ語でしか説明書きがなかったこと…こんなとこでオーディオだけにケチるなよ、と言いたい!だって、ミュンヘン市でアピールしたかったら、英語で説明書きやらないと〜。

ま、でもとりあえず密度の薄い脳みそを酷使してドイツ語説明でなんとかよみましたよ、コンニャロ、ったくよー。

で、展示会で学んだこと!

昔のミュンヘン市には現在、旧市街地とよばれるエリア(要は門の中のエリアなんですけど)は、ありとあらゆる通りが醸造所やレストラン、飲み屋でうめつくされていたんです。その数びっくりするほど。その当時から現在でも営業してるレストランや飲み屋も数件あります。そして、ビールを貯蔵しておくセラーはすべてイザール川を超えた、現在のガスタイク、ヒルトンのあたり、ケラー通り(まさにドイツ語で地下通り)この辺一帯だったようです。川のひやっとした温度を利用してということなのでしょうか?びっくりもものき!

そのあと、醸造所が旧市街地の外にでて、各醸造所のビアガーデンが発達したのでしょう。ミュンヘン市の古いビアガーデンには大きなマロニエの木がたくさん植えられてますね。これはむかし、夏場などは木の陰で地面が涼しくなるのを利用して、ビアガーデンの地下にビールを貯蔵していたためです。アーノルフ通りのアウグスティナケラーなんかは典型的ですよね、マロニエの木がいっぱい植えられてるでっかいビアガーデンがあって、レストランはグルグル螺旋階段を降りた地下、むかしの貯蔵庫ではありませんか!

 
どっかの歯医者さんのマークじゃないですよ、我らがアウグスティナ!でございますよー!

 
ビールコースターコレクション

 

これ、アウグスティナの国外プロモ用らしいんですけど…アウグスティナ自体がドイツ外にでることが珍しいんで、どこで使われたんだろか…気になりますね〜〜。

 

見てるだけで喉乾いてきた。このポスター欲しいですがな!

 
おきまりのビアジョッキコレクションね。


 

昔ながらのオクフェスのポスターですね〜〜

 

このへんもかなり年季入ってますよ〜〜加齢臭がする!

っちゅうわけで、このミュンヘンビール歴史展示会みたら、喉がからっから。奥さんと一目散にビール飲みに行きました。

 

やっぱりこれはうまい…。一気飲みすること気がついたら4杯。帰りの電車賃がかろうじて残ってました。いやぁ、最近やっと体調がよくなってきて、マジでビールが美味く感じられました!


ミュンヘン、ほんとにビールの街ですね!あらためて感心しました。この街にすんで嫌な思いや唇かみしめたり、小指をかんだり、眉間シワヨセたりすることたっくさんあるんですけど、とりあえずずっと住んでいるのは美味しいビールの魔力です。本日もご訪問ありがとうございます!カイチョとミュンヘン小僧の格好でビールがぶ飲みしたいわっというかた、ぜひぽちんぷちんとお願いいたします!





2017/01/04

寒空に雪が舞う、スワンが舞う、チュチュが舞う!カイチョのアケオメ物語2017年編。

みなさま、アケオメでございます〜〜!カイチョ家一同、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。昨年に引き続き、カイチョのブログに懲りず訪問していただいてマコトにありがとうございます!今年もめいっぱい書いてやろうとおもっております!

いやぁ、2016年大晦日までやることいっぱい、頭んなかもいっぱいで駆け抜けたせいか、年越ししおわって元旦はまったくもってギブアップ。奥さんに「奥さんや、今日はカイチョ、新年早々リタイヤするから、あとはよろしく頼んだやぁ」と一言かけて元旦は一日中ネットオタクで引きこもりんぐ。そして新年明けて2日目。雪が降って来そうな寒さと灰色の空の中、新年初ヨガへ!声の綺麗なカリ先生とマントラ唱えて浄化〜〜今年も奥深く、カラダと心の軸に響くヨガやっていきたいですね!

 
まだツリーでてるー。カイチョ家は6日まで飾りますが、ここも6日までなのかな?
クリスマス市はすっかり撤退しましたけど、ツリーだけでも十分綺麗じゃぁないですか、マリエン広場!

日本は若い連中はパーティしちゃいますけど、大晦日って紅白みてお蕎麦食べて除夜の鐘きいて、静かにすごすイメージがあるじゃないですか。こっちの年越しはご存知、花火やら爆竹やら非常にうるさくてですね…今年も散々散らかされましたよ。幼馴染でハワイ在住のおやじ、くぼたくんが言ってましたけど、ほんとに「銃撃戦のど真ん中にいる」ような感じです。うちの真ん前のちっこい交差点で住民がでてきてやるんですよ!それもすごい打ち上げ花火とかみんなチャンパンボトル何本も持ってきて。花火の後始末もない、飲みっぱなし、ゴミはそのまま道端に置いて帰ります。マナーもくっそもないですよ、ひどすぎる。おかげで毎年のことですけど、新年明けて3日くらいは道注意して歩かないと、息子の肉球がガラスでグッサリやられてしまうのであります。ドイツってこんなにエコな国なのに年越しの二酸化炭素の多さ、年明けて数時間は窓も開けれませんし、外がけむりで見えませんからね!煙たさといい、ゴミといい…毎年がっかりするカイチョであります。あぁ、静かに響く日本の除夜の鐘が愛おしい…。で、カイチョは奥さんと息子と3人で今年も息を潜めてこっそり年明けしたのでありました。

毎年のことですが、クリスマスと年越しがおわってからは、ドイツが一番くさってる1月が来ます。毎日ツマンナイので、ことしは奥さんと一緒にバレエといえば!の「白鳥の湖」をみにいきました!

 

クリスマス前にもスパルタカス見て、今回は王道のスワンレイク。スワンレイクは胸キュントキメキな感じで、とくに48羽のかわい子ちゃんたちが真っ白なチュチュきて舞台で踊る姿にカイチョもあの中の一羽なりたいな…と。席にすわりながらひそかに足は第5ポジションキープ!股関節が〜っ!


 
こちらが今回いったプリンツレーゲンテン劇場。横からショットすんません。雪が降ってて、足元やばかったんで、正面いけませんでした。


 
劇場の中です。けっこうすんごい!

 
カイチョの席からふんぞりかえって天井見たら、こんな感じでしたー!

プリンツレーゲンテン劇場はワーグナーのオペラフェスティバルホールとして建築され、1901年夏にオープン。第2次世界大戦で国立歌劇場がやられたあと、プリンツレーゲンテンも同じく空爆でダメージを受けているんですけど、それほどひどくはなかったため、1944年から1963年まで、この劇場はバイエルン州オペラの本拠地となりました。その後1988年にリノベして再オープン、現在は1122席あり、演劇やバレエ、コンサートなど連日行われてます。カイチョはここにはいつも辻井伸行くんのソロコンサートで来ています!来月末にまたここでノブくん演奏予定です。

 
スワンたちがまぶしすぎる❣️

 
王子とオデット姫!

うちの奥さんは王子の白タイツぶりと、その白タイツからぷりっとでている王子の引き締まったプリケツが異様に気になったらしく、興奮冷めやらずでした。その横で、カイチョは想像の世界で、マッシロなチュチュまとって、空高く舞っていました。


バレエの翌朝、起きたら銀世界〜〜。こりゃさみ〜はずだよな。青空で気持ちいかったんで、ヒートテック2枚きて、アンダーアーマーかぶって、とっくりセーターきて、靴下3枚はいて、ヒートテックモモヒキはいて、裏起毛ジーンズはいて、ダウンヤッケとスノーブーツ着用して…ホカロン数枚貼って、ヒートテック帽子と手袋はめて…鼻かんで、鼻の下にメンタム塗って散歩に行きました。2時間寒い中歩くにはこれぐらい着ないとアカン‼️

 
坊やにご来光〜〜!


 
いぬは雪がほんと好きだよね…こどもといぬしか、喜んでませんわ…。

 
なんで凍結注意の雪のなか自転車に乗るんかな〜〜と不思議に思うのはカイチョだけですか?


これから先1週間くらいずっと雪予報で、あしたあさってとか、マイナス20度くらいに落ちるらしいんですが、またまたタイミングよく、ヒーターがぶっ壊れてくれました。奥さんが、修理依頼で3件くらい電話しまくったと言うんですが、どこもかしこも8日まで休みと。幸い、リビングとキッチンだけであとの部屋は暖房はいるんですけど、うちはリビングにでかい窓6つあるので、隙間風がはいってマジ寒い。仕事から帰ってきた奥さんが、毛布2枚かぶって震えてるカイチョをみて、「カイチョ、寒かったらキッチンのオーブンをつけて暖とればいい!」と。なんて体育会なんだよ、奥さん。もうカイチョはそんな野暮な暮らしはしたくないだがや…。奥さん、今夜は210度に設定して、オーブン開けっ放しで部屋に放熱してました。あしたあさって、カイチョ家は峠越さなければならなくなりそうです。

 

カイチョ、寒さなんかに負けちゃダメ!スワンになって寒空を高く空を舞うのよ!カイチョにマッシロなチュチュを作ってくれる方、大募集してます、ポチッとポチッとお願いします!あー早くタイに出国だー!
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