2018/06/28

おふくろさんのがん細胞がひとまわり小さくなりました!

6月上旬日本にお見舞い帰りしておりました。今回はちょうどおふくろさんが尿管ステントの交換手術のため入院しており、カイチョも病院で一日のほとんどを過ごす毎日でしたが、手術もぶじ終わりほっとしております。

おふくろさんは腹膜播種といって、お腹の中にがん細胞が散らばっています。そのがん細胞が大きくなって、じつは2月の時点で左の尿管を押しつぶし塞いでしまいました。尿管がふさがると、腎臓から膀胱にオシッコがいかなくて腎臓に溜まってしまい水腎症になり、腎臓の機能を壊してしまいます。今後抗がん剤を投与するにあたって、腎臓は2つ機能させておきたいという診断から、おふくろさんは2月の大腸がん切除の手術の際に、一緒に腎ろうというチューブの人工尿道を背中(腎臓がある場所)につくりました。人口肛門はなんとか避けられたけど、残念ながら腎ろうはどうしても避けられなかったのですが、こんなのつけてイヤダイヤダと言いながらも、やっと最近これとも自分のからだの一部としてうまく付き合えるようになってきたみたいです。

左の尿管はそんな状態なのですが、右の尿管はかろうじて大丈夫!だったので、万が一将来的にがん細胞が同じように尿管を押しつぶしてもおしっこが膀胱に流れるように、尿管にあらかじめステントという針金のようなものをいれて保護をしています。そのステントっちゅうのはどうやら3ー6ヶ月おきに交換しなくちゃあかんのらしいのです。ステントをいれるとどうしても感染症や血尿がでやすく、おふくろさんも5月あたりからずっと悩まされていました。

今回も入院中、脊椎麻酔でやるっていう話で、おふくろさんが毎日イヤダイヤダと嘆いていたのですが、ラッキーなことにおふくろさん、腰の手術を過去2回していて脊柱麻酔が使えないってことが当日にわかり、結局全身麻酔に切り替え。起きた時には痛みも何もなく全ておわっていて、その翌日には元気に退院できたのでありました!メデタシメデタシ!


おふくろさんの入院中、実家の庭の紫陽花が満開、久々のジトジトな不快感に快感を覚えたカイチョでありました!

そしてやっぱり入院中にくいるように見てたのはワイドショー!紀州のドンファンでワイドショーも大忙し!!

寄り道した本屋でもドンファン著の本がバカ売れ。77歳で美女4000人か〜笑笑  カイチョも負けてられないな。


このたび半年ぶりに明治神宮様にお参りに行きました! いやぁ、やっと来れたよ…毎回帰るたびに参拝できなかったことだけが心残りでした。で、カイチョ、御朱印集めはじめました!これから神社寺巡りがたのしくなりそうです。

ちょうど明治神宮のなかの菖蒲園が満開でした!桜といい菖蒲といい、ことしはお見舞い里帰りながらも、四季折々の美しい日本を満喫しておりますです‼️


そしてミュンヘン帰る数日前、下町生まれ下町育ち、オヤジ会トーキョー支部のスミオくんが、「てやんでい、べらぼうめブラボーめ、カイチョ!きょうは鳥越祭りやっとりますから、景気つけに神輿おがみにいきましょーや!」と、威勢のいいチャット。




いやぁ、最高にグッドバイブ、最高な祭りでした。じつは下町の祭りなんて行くのは人生お初でほんとに感動しましたよ!やっぱり祭りのおとこたちはカッコいいゾ‼️

そして祭りといえば…昔懐かし屋台ヨネ!

タコが口からはみ出ちまうたこ焼き!

カイチョはカトチャンを購入。


コナモンばっかり 笑笑


大好きなあんず飴❣️


おふくろさんと最後のスーパー買い出し!最近では週末だけですが、台所に立って料理できるまでになりました。

ミュンヘンに帰って数日後、おふくろさんの抗がん剤7回目の日。この日主治医の診察で、つい最近とったCTスキャンで、抗がん剤を始める3ヶ月前と比べると、肝臓のガン細胞がひとまわり小さくなっていることが判明‼️肺のガン細胞も少しだけ小さくなっているとのこと。おふくろさんいわく、素人の自分でもちいさくなっているのが一目でわかったと。主治医のオグちゃん先生いわく、おふくろさんはリューマチ、脳梗塞、糖尿の持病があるので、飲んでいる薬の関係上、実を言うとこれぞ‼️という抗がん剤は使っていないんだそうです。やはり、免疫両方の標準治療との相乗効果がでているんでしょうか…。

カイチョはいろいろなことがいい方向に重なって、いい結果がでたんだと思ってます。化学療法、免疫療法、食事や睡眠はもちろんだけど、おふくろさんが病気を受け入れて生きてがんばって治療していこうという強い意志、家族の支え、おふくろさんのことを思ってくれているみなさんの優しい思いとか祈りとか励ましとか、そういうのがぜんぶいい方向に動いてくれてるのかなと思います。
 
先日近所の犬仲間のアンドレアスさんと立ち話してたんですが、彼のお姉さんも55歳にして大腸がん、そしてなおったと思ったら子宮頸がんへの再発。現在おふくろさんと同様月2回の化学療法やってるらしいですが、なにせ副作用がほんとにひどくて、いま3週間アルプスの麓のクアハウスにはいって療養中だそうです。なぜわたしが、なぜわたしだけが…と落ち込む日々で、本人にとっても家族にとってもほんとに辛いと言ってました。気持ちがよくわかるので胸が痛みます。たくさんの苦しんでる患者さんを救うべき、副作用が少なくガンに効くいいお薬がはやく世に出ればいいなと、ほんとにこころから思います。


さて、6月28日、満月、そして必勝のポーランド戦、おっさんサムライたちにぜひガンバッテモライタイ、カイチョも日の丸掲げてミュンヘンから応援します‼️







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