火山がどうした！陸路破裂寸前、民族大移動！

ひゃぁ、昨日オフィスに出勤したら、秘書のアレックスがキリキリマイでぶちぶち言ってる。「あぁ、今日はしなくちゃいけないことが山ほど会ったのに、火山のせいでなにもできなかったわ〜」と。ニュースはもちろん、ヤフージャパンとシブヤ経済新聞くらいしか見ないかいちょ。「火山…‥？」ヨーロッパに火山なんて、あったっけか？

そのあと酒豪同僚のロルカン、フレッドとホアンチョに「どうよ、今晩久しぶりにみんなで、いっちょぱーっといこうじゃないの」と誘いにいったら、「カノジョのママが火山のせいでドバイにスタックしてるから待たないといけないんだ、今日はパス、かいちょ」とフレディ。「かいちょ、きょうはマヨルカに里帰りするからいけないよ、ま、火山のせいで行けないかもしれないけど」とホアンチョ。「火山のせいでやることが山のようにある。頭いたい」とロルカン。なんなんだ、みんな、火山がどうしたっちゅうんだ！

そしてオタクなマーカス（日本語ちょいしゃべる）が、「火山、かざん、カザン…‥」と日本語でぶつぶついいながらカイチョの前をとおりすぎていく。みんな、火山病かっ！

そしてやっと事の重大さを知った会長。そうか、欧州の空はアイスランドの火山噴火の影響でとべなくなってたのか…‥。家に帰ってから、奥さんに「おくさんや！なんでなんちゃらっちゅう火山が噴火したって教えてくれなかったんか〜！」と怒鳴り散らすと、「あら、しらなかったの？」と改めて新聞を見せてくれる奥さん。「奥さんや、この山は標高何メーターなんだっ？」と質問攻めする会長に「標高何メーターよりか、噴火の規模で事態がかわってくるでしょうよっ」と、奥さん。あぁ、そういうもんなのか。

今朝の南ドイツ新聞、火山の話題が一面をかざってます。

まぁとにかく、こんな南のミュンヘン空港も閉鎖しちゃったみたいで、街は右往左往してます。とくに今週はミュンヘンで、４−５年に一度しかない建築関係のビッグなメッセがあり、ホテルはもうすでにどこも満杯。陸路も破裂寸前！ミュンヘンにスタックしてしまった人たちのなかで、スウェーデンオフィスからの同僚、ロバートくんもいました。彼は韓国出張からの帰り道、スウェーデンに着陸できなくってミュンヘンにリルート。そして、飛行機がいつ飛ぶかわからないので、翌日ミュンヘンからコペンハーゲン経由でゲーテブルグまで電車で帰ると…‥韓国からのロングフライトの末に、なんでまたロングトレインジャーニーかなぁ、遠足はおわるまでが遠足ですよ、ひぃっ。「かいちょ、僕だけじゃないんです。僕の同僚は今日ベルギーのゲントからスウェーデンまでタクって帰ってますよ」だって。

でも新聞を読むと電車ももうすでにまんまん満杯で、何万本もキャンセルされたフライトの乗客を臨時の電車をだしただけじゃ、さばききれない状態、みんなタクシーをつかって故郷に向かってるようです。今日の新聞ではミュンヘンからイギリスまでタクシーで帰ったという見出しが！お値段は2000ユーロ。でもそんなもんで、行けるんですね（感心）。

アイスランド沈没。っちゅうか、山の名前が長すぎるし、ややっこしくてカタカナでも読めないよ、びぇ〜ん！

火山が噴火しても、アイスランドの温泉、ブルーラグーンに行ってみたい人、クリックおねがいしまーす！

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