ミュンヘンおやじ日記: 祝！ブリちゃん40歳、シャンパンとバブルが弾けまくるお誕生日会！

いやぁ、みなさまごきげん妖怪！なんと今年もヴィーゼン開催までもうすぐでやんす、カイチョの近所もなんとなくソワソワしはじめてます。さて、オクトーバーフェストは正式名ですが、ここミュンヘンではオクトーバーフェストとはいいません。オクトーバーフェストとガチでいうと、観光客だと間違われますですよ！ ミュンヘンの地元民族たちはWiesnといいますね、ヴィーゼン。カイチョにとって、ヴィーゼンは毎年のごとく戦でありますので、ビー戦と呼んでおります！

さてさて、先日友人のブリちゃんが40歳のお誕生日を迎えました！ドイツでは誕生日を迎える本人がパーティを開きみんなを招待して大判振る舞いする、というのが基本でございます。30歳、40歳など人生の大事な節目には、ブイブイ飲めや歌えやすることが多いです。実は去年からずっとどういうパーティにしようかと、カイチョはブリちゃんから相談を受けていました。去年の時点では、彼女(ほんとは彼ね、カレ)はイビサにみんなを招待して派手にやる。と、言い切っていたんです。招待する人のフライト代もヴィラ代もぜーんぶ出すわ！シャンパンもポンッポンッよーっと。どんだけバブル絶頂期！

が、ここ半年くらいで、誕生日が近づいてくるにつれて、だんだんと落ち込んでいって、プランを放棄しはじめたブリちゃん。30代とサヨナラする現実を受け入れるのがつらかったようで、誕生日二週間前には、もう何もやらない…。とどんより…。そこで、ブリちゃんの旦那さんが、40代の幕開けを親しい友人だけでこじんまりかつ盛大にやるべきだ！と背中を押して、ミュンヘンのお気に入りのイタリアンレストランで親しい人だけ招いておこなったのでした。

ブリちゃんにカイチョから花束を贈りました。これからもエレガントなブリちゃんでいてね、と真心こめてお花選びました。ちょうどいいサイズの花瓶がなくて、なんとローランペリエのシャンパンバケツにドサっと。さすが、シャンパン好きなブリちゃんです。

お誕生日会につかわれたイタリアンレストランはビクトアリエン市場のそばにある Osteria Veneta !! 👉🏻👉🏻👉🏻 こちらがウェブサイトです。http://www.osteria-veneta.de/ こじんまりとして、雰囲気のとてもよいイタリアンです。ブリちゃん、食にはかーなーりうるさくて、マズイもんは絶対食わんので、かなり期待してました。

こちらのお店は日替わりでメニューが変わります。自家製手打ちパスタ、お肉料理、お魚料理、ベジタリアンディッシュ、などなどが毎日おおきなメニューボードにかかれます。ワインは北イタリアから。フレンドリーなオーナーご夫妻も北イタリア出身です。

今回は大勢だったので、あらかじめブリちゃんの特選パスタ3点、それから各々メインを選ぶ感じでした。いやぁ、ひさびさに味も質も素晴らしいビューティフルなパスタをいただきました！シンプルなペンネアラビアータ、エビとトマトのスパゲッティ、ゴルゴンゾーラのラビオリ。すべて顔がほころぶ絶賛なアルデンテ〜〜！やっすいバリラのパスタばっか食ってちゃいかんなぁとおもいましたわ…。大皿に出されたパスタが弱肉強食の世界のような凄まじさでなくなっていきそうだったので、カイチョも生存競争に必死で、パスタの写真が撮れませんでした！

食べ終わった空のプレートだけおさめました…😭😭😭

そのあとのメインのカイチョはこちらを！

カラマレッタにがっつり絡まれた！！このプリンプリンなチビイカの中にスタフィングがはいっておりまして、ほんとに美味しかった。量も少なめでちょうどよし！

そして、これはブリちゃんのお気に入りの一品。ここに来ると必ずオーダーすると言ってました。一見ピザ？にみえますが、これは薄切りのポテトのうえにトリュフがどっさり散らばってます。絶妙な美味しさでした！やっぱりイタリア飯、美味いよな〜〜毎日食べたら胃ヤられちゃうけどな〜〜！

そして食事が終わったあとは、世界恒例、プレゼントタイム！ゲストがものすごいプレゼントもってきてました。どんだけバブル絶頂期…。有名ブランドの名前がならぶならぶ…。カイチョ、有名ブランドには興味があまりないし、はっきりいってブランド品の買い物ほど金の無駄使いはないと思ってるんで、上座で( なぜか一番最後にレストランに来たせいか、誕生日のブリちゃんを差し置いて、王様席にカイチョが座ることになってしまったのです…) 鼻ほじりながらプレゼント見てましたが、そのなかでもうわお〜〜と思うようなプレゼントがこれでした！

Charivari, シャリヴァリです！

日本に住んでる方にはちょっと馴染みがあまりないかもしれないですが、これは男性はレザーホーゼンに、女性はデアンドルの民族衣装にジャラジャラつける装飾品です。

だいたいシルバー製、または銀メッキでできていて、鹿の角とか野獣の歯とかとメダルやコインを組み合わせてジャラジャラさせます。昔、男性が腰につけていた鎖時計のチェーンに、猟で捕まえた動物の角や歯などを勲章のようにジャラジャラつけていたことから、おそらく現在のようなな形になったと言われます。男性がジュエリーや猟にでるときにお守りとして、農民のあいだでは名誉や地位を表すものとして身につけていたそうです。アルプスの東一帯からバイエルン州にかけての広い範囲で民族衣装とともにつけられます。

最近の若いモンたちの民族衣装ブームでシャリヴァリはかなりファッショナブルになりましたが、まだまだアンティークもあり、高価なものだと10000ユーロ！(１２０万円くらい‼️)のものもあるんだそうでヤンスよ！シャリヴァリは安いやつならオンラインで購入とか、そういうんでいいんですけど、コテコテバイエルン家系や一族では、代々受け継がれていくそうです。