2018/03/05

灯台下暗し!ミュンヘンの美味いピザ探して三千里!

はーい、カイチョです!あっちゅうまに雪が溶けて今度は水たまりだらけ。雪解けは春を感じますが、まぁ、きったなくて一体全体、なにを踏んでるかわからず、おちおち歩けたもんじゃない!!


毎日毎日フジロックにでも行ってるかのようにカイチョも坊主もどろんこです。

でもこんな春一番も今朝みっけましたね!ちっこい白い花が咲き乱れとる〜〜!ミュンヘンの春ももうちょいですがな!




さて、みなさんはどのぐらいの頻度でピザ食べますか?カイチョが日本に住んでたその昔はピザなんてあまり食べた記憶がないですね、食べてもたまーにドミノとかピザーラとか、あとなんでしたっけ…あの渋谷の公園通りにあったピザ屋に中学生くらいの時よく通いましたよね。おっと、カイチョの歳がバレちゃうかな〜〜。そうそう、あの時代ですよ。

ドイツ、とくにミュンヘンはイタリア人口がとっても多いです。先日イタ人を彼氏にもつMちゃんに確認したところ、ミュンヘンには2万5千人から3万人のイタ人が住んでいるそうです。これってミュンヘン人口の2%くらいはイタ人ってことですよ。Mちゃんいわく、イタリア人イスギ、ウザイ、カエレ!と毒吐いてましたが、これだけのイタリアンズがいればイタ飯屋もわんさか。にもかかわらず、お値段も味もサービスも全部はなまるここーっ!っていう飯屋がなかなか見つからないのがちょっと残念…。


カイチョ、ミュンヘンに住んでからピザが大好きになりました。それも、こっちのガイジンたちは、日本人みたいにみんなでシェアしないで、おひとりさま一枚まるごとペロリです。最初はカイチョも一枚平らげることに抵抗がありましたが、慣れっちゅうのは怖いもんで、おかげさまで在住18年目ピザ一枚なんて朝飯前になりました。

カイチョが好きなのは俗にナポリピザといわれているやつで、高音のドーム型のピザ釜で焼き上げる外はカリっと中はモチっと、ピザ生地が厚くなく薄くなくっちゅうピザです。こういうドームピザ釜で焼き上げるピザをドイチュ語では Holzofen Pizzaというんですが、このピザ釜を400度以上の高温にするにはしっかり乾燥した薪を使わないとダメなんだそうですよ!考えたら、石炭とか石油でこんがり焼いてるピザもなんとなく嫌ですよね、石油くさそう。

ミュンヘンのいろんなとこのピザ食いあさりましたが、結局近所のここが1番美味しかった!

ゲーテプラッツ駅近く、駿台ミュンヘンのそばのMimmo & Co. です!ピッツエリアですが、パスタとかもありますよ。
このお店のメタボなご主人はシチリア出身なのかな?ドイツのいろんな雑誌や新聞でとりあげられてるみたいですね。話題の店って感じですか!


いついっても満員!ここはトリップアドバイザーでランキング上位にいるらしく、ほんとに人気あります。週中でも予約したほうがいいです、それか1番ノリで!英語もオッケーです。


ピザメニューもいっぱいだよ!


この店のいいところは、ピザも最高だが、サービスもフレンドリーだし、ビールがアウグスティナっちゅうのがまたたまらんのですよ。ピザとアウグスティナ、一日の終わりにはこれだけで昇天してしまいます。



ゲテモノ好きなおくさんは辛いサラミがのっかったピザ。カイチョがいつも頼むのは、ここのハウスピザ、Mimmo&Co. このハウスピザには目一杯いろんな具材がのっかってくるんですが、「わしのピザにはツナはいいけどサラミやハムはやめていただきたい!」って言ったらずっと覚えててくれて、それ以来どんなピザ頼んでもカイチョのピザには赤い肉は入ってきませんよ、ある意味徹底してくれてありがたい!

これがメタボなニコニコご主人ね。やっぱりイタ飯屋のご主人はメタボじゃないと。イタリアン全開、いっつも歌いながらピザ生地を空中で飛ばしてます。奥のピザ釜にも注目でやんす。

ぜひミュンヘンの美味いピザ、おためしあれ!
Pizzeria Mimmo e Co. 
Kapuzinerstr. 6  
80337 München

ちなみに2番目に美味いなと思ったピザ屋はミュンヘンに2店舗あるイタリアンショット!ミュンヘンの若い子たちに人気です。ここもホルツオッフェンの釜焼きピザです。グロッケンバッハとテレジアンストラッセにあります。
Italian Shot
Holzstraße 25, 80469 München


ミモで先日、4人のチウゴクジン観光客が隣の席に座ってアウグスティナを頼んだので、「おい、このビールはミュンヘンで1番美味いぞ!」って英語で話しかけたら、一口のんで顔しかめて「そうでもない、っつーかマズイ」みたいなこと言われました。アウグスティナをまずいという人に初めて出会いまして、ある意味びっくりギョーザ‼️ 水っぽくて味も素っ気ないチンタオビールのほうがおたくらの口には合うんですかね?と思いました 笑笑



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2018/03/03

ご報告!入院から42日目で退院しました!

みなさま、ロシアからの大寒波「シベリアのクマ」にも負けず元気なカイチョでございます!アイルランドもローマもまれな大雪、ヨーロッパが最近くちゃくちゃでございますね!いやぁ、しかし今週は寒かったな…朝の散歩、あまりの寒さで涙がでましたよ。

さて、カイチョまた2月13日からおふくろさんのお見舞い帰りしておりました。そしておふくろさん、先日2月28日に入院してから42日目でやっと退院することができました!術後5日目くらいまでは、「悪夢のような痛み」で眠れず、痛み止めも効かず、衰弱してしまっていて、電話にもでないしチャットも返ってこないし…カイチョほんとに心配でした。術後2日目から500mlの水を1日かけて飲むことからはじまり、術後5日目あたりからお粥がでて、ようやく経管栄養から経腸栄養へと移行しはじめたあたりから、痛みのほうもようやくおさまってきたようで「やっと口から食べることができて少しずつ人間の生活を取り戻している感じで、元気もでてきているし、調子がいいと自覚できるわい!」とおふくろさんがチャットしてきました。絶食期間18日を経てはじめて口にした三分粥は本当に美味しかったみたいです。すごいですよね、食というのは本当に大事なんだなと、カイチョもあらためて痛感しました。

バレンタインデーの日、国生さゆりちゃんの歌を口ずさみながら向かった病室で再会したおふくろさんは、かなり体重が落ちてひとまわり小さくなってしまって…骨がめだつカラダになってしまってました。その姿をみてグスンと悲しくなりましたが、それと同時に、痛みも辛いことも耐えてよくがんばったね‼️って、笑顔でほんとその一言でした。術後の回復はずっと順調で、もしかしたら2月20日あたりに退院できるのでは!なんて、看護師さんからも主治医からも言われてたんですが、そんな矢先にまさかの発熱それも40度近くの高熱。感染症かインフルエンザか…主治医はじめみんなに緊張がはしり、結局泣く泣く退院延期に。検査の結果、感染症でもインフルエンザでもない。結局、おそらくこれは腫瘍熱でしょうとの診断。がんは今だにおふくろさんの体じゅうに散らばっているということを忘れちゃいけなかった…おふくろさんとワシら、がんとの戦いの本番はこれからなんです。


カイチョがミュンヘンに帰る直前にはこんな豪華な病院の食事が出されてました!おふくろさんも食べれるものだけ、美味しそうに食べてました。

大腸がん手術をした患者さんは、どうしてもふつうの人よりも腸を切除して短くなるので、論理的にいうと下痢をしやすくなるそうです。食事制限はないとはいってるけれども、今後また腸閉塞にならないようにするためにも、やはり食べるものにはほんとに気をつけなくてはなりません。例えば、ワカメやヒジキなどの海藻類はダメ、ジャガイモはいいけどサツマイモはだめ、揚げ物など油っぽいものも控える、豆類も薄い皮など消化が悪いものは気をつけるなどなど… あげればキリがないし、カイチョのほうが「じゃーあんた、なに食えばいいんだよっ?」って滅入ってしまうくらいですが…笑笑。とにかく「美味しいものを無理なく規則正しく、美味しく、ゆっくり楽しく食べる」これが大事なんだそうです。これは早食いのカイチョもひとつ頭にいれておこうとおもってます。一口につき30回噛んで食べるのがいまのところカイチョの目標です。そして腸の動きは心理的や精神的な状態も大きく影響するそうなので、やはりメンタルの方の管理も大事になってきますね。


高熱を出す前日、自分が受けた手術の書類をじっと見ながら「こんな大変な手術だったんだ…」とショックからなのか、色々と今後のこととかを考えてしまってたのか、なんとなく気落ちしているおふくろさんがいました。そして「カイチョや、わしはあとどのくらい生きられると思う?」と聞かれました。おふくろさんとしては、80歳まで生きたいと言います。これってあと7年先です。とりあえず、「おふくろさんや、そんな先を考えないで、とりあえず5年を目標にがんばろうよ」と言いました。今後医療が進んでいけば7年先ももしかしたらいけるかもしれないけど、まず目標は5年。でもいまこの術後の時点では、桜が咲く頃までに体力回復させて、近所の桜並木を歩いて見にいけるまでになるように、がんばって在宅でリハビリする。それから抗がん剤治療。ひとつひとつ、今できることを精一杯やること、その積み重ねがおふくろさんの5年後そして7年後に繋がればいいなと願ってます。

退院してからここ数日、家で生活できることの嬉しさをかみしめてるおふくろさんです。昨日電話で、「カイチョや、わしの留守中にベランダの洗濯干し、壊しただろっ!」って言われました。壊すつもりはなかったですが、あっというまにバキッと壊れちゃったんです。そんな病み上がりにわざわざ2階のベランダに洗濯干さなくても…と思いますが、この世代は聞く耳まったく持ちませんからカイチョなにも言いません。そして今日は美容院の予約がはいってる!と鼻息荒く言っていたので、入院中に落ちてる女史力アップしに行ってるはずです。家にいればチョコチョコ動くし、やることがたくさんあるみたいですが、やはり日ごとに体調が違う日があると思うので、過信せずにのんびり療養してほしいと思います。そして桜が咲く頃までにはちゃんと体力つけて散歩にでられるように。

今回滞在中にはピョンチャンオリンピック見まくってました。はにうくん、金メダルおめでとう!


テレビつけたらドイツの働き方が紹介されてました。アディダス本社、あぁ、うちの奥さんも1回本社に面接しにいったな〜。
もっと違う議題はないのか。

なにが彼女とバイクに乗ってだよ…苦笑

言いきったね〜 あんた、これ日本で言ったら大変だよね。ドイツだからいいけどさ、ヒップスターみたいな髪型して…。


今月もまたおふくろさんの笑顔見にお見舞い里帰りします!




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