ミュンヘンおやじ日記: ドイツならだれでも一度は経験する、閉め出しと鍵のハナシ。

毎日おさむーございますっ！昨日から抗生物質っちゅうもんをクリスマス前日まで1週間飲むはめになりました、カイチョでございます。いやぁ、クリスマスまででよかった、だってクリスマスはガッツリワインやらビールやら飲みたいじゃあないですか！11月初めからひいてますから、かれこれ約7-8週間くらいになりますか…カラダは限界、ほんとにシツコイ風邪でございます。３回目の診察でしぇんしぇーがやっと、抗生物質飲みましょうかって。だったら、最初からだしてくれよーっ。

先日久しぶりに飲みにいちゃったから風邪ぶりかえしちゃったのかな…チキショウ‼️ビールは良薬と信じていたのにな〜〜。

今週は週初めから悲惨な幕開けでした。じつは外出先のどこかで鍵をぜーんぶ落としてしまったんです。家の鍵、チャリの鍵、ポストの鍵、キーホルダーに一緒にくっついてたミニ栓抜きまで。いやぁ、ショックでチビ失禁どこじゃないです。17年住んでますけど、いくら泥酔してても鍵ピンチだけはいつも乗り越えて、丸ごと落とすなんてやったことない…

ドイツは日本とちがって、家をでてドア一旦しめますと、鍵をかけなくても外からははいれなくなってしまうのです。だからドイツ在住の方々は、うっかり鍵を持ち忘れて出て、あっと思ったその瞬間にはドアが背後でパタン…という経験したかたは多いはず。いわゆる、閉め出し食らうってやつです。カイチョの場合は律儀に二重に鍵をしっかりかけて、帰ってきてアパートの入り口で鍵がない事に気がつくという…どこで落としたかもわからない、一番最悪のパターンでございます。しかも時期は冬、クソ寒いし、日は沈みかけてるし、ケータイの電池はほぼ無いし、唯一たよりにしてる奥さんはあいにくダブリンに里帰り中という…もうこうなったらクソ喰らえでございます。マジで夕暮れの空見上げて宇宙に話しかけましたよ、あっしがなぜこんな目にあわなアカンですかー、毎日清く正しく親切に暮らしてるこのあっしが〜〜と。

ドイツではこういう閉め出しとか鍵なくすなどの事態を予測して、合鍵を親しい友人にあずけておくことがおおいです。カイチョ家は鍵をだれにも預けてなかったんです…。ミュンヘンどこのアパートの入り口にも、お決まりのようにSchlüsseldienst (シュルッセルディーンストと読むんですが) 鍵業者の電話番号のシールがピタッとはってあります、それだけこの仕事の需要があるっちゅうことなんですけど。鍵無くしたら、まずここに電話して来てもらう。こういうことです。かーっ。

鍵屋のオッチャンに電話して待つこと30分…着ましたよ〜〜どっかのクラブのバウンサーみたいな、スキンヘッドでガタイのいいオッチャンが！でも優しいオッチャンで、「カイチョ、あんたそんな落ち込みなさんな！これが最初で最後。新しい鍵で心機一転、グッドラックがバンバン舞い込みますぜ〜〜」と励ましてくれました。そして家の中で、警戒しまくって威勢良く吠えまくってるうちの息子に「もう少しでトーチャンにあえるぞ、ボウズ、すぐ開けてやっからな〜〜」と玄関外から元気な声がけ。

二重にかけられた鍵をぶっ壊すんで、ドリルやらなんやら使って、アパートの建物中にキンキン耳がつんざくような音でした。鍵をやっとのことでぶっ壊し、その場でまるごとすぐに交換。到着して30分もかからず、すべて事をおえ、カイチョは４００ユーロという阿鼻叫喚な高額代金を泣く泣くお支払いし、スペアの鍵ももらい一見落着…なのでありました。カイチョの奥さん、帰って着たらあらびっくり！いままで使ってた鍵でドアが開かない…奥さんの留守中に鍵まるごと変えて、奥さんを閉め出したカイチョでありました。しかし、ほんと初めての経験でしたけど、まぁ手際よくおっちゃんがやってくれて、おったまげ〜〜でした。

カイチョがスピリチャル大好きなのはみなさんご存知ですよね。カイチョ、物にもスピリットが宿ってるとおもってるんで、大事に扱わなかったりすると物が逃げたり、紛失してしまったりなんだとおもってます。あとは持ち主の身代わりになって守ってくれたりとかですね、この辺はアクセサリーとかパワーストーンとか身につけるものに多く見られますよね。今回いつも使う鍵がなくなったので、宇宙から何かのメッセージなのかなとおもってます。この世界、偶然はなく全て必然、ユニバースはいまカイチョが必要なものを与えてくれるわけですから、鍵についてた色々なもの…の波動やエネルギーが今のカイチョの波動と合わなくなったのかもしれません。ですから、ほんとに鍵屋のオッチャンが言ってくれたポジティブな言葉をそのままいただいて、今年中にバッドラックやもうご縁のないものには感謝してサヨナラして2017年新年を迎えたいと思います。その前に風邪治さなくちゃなー、抗生物質さん、タノんますぜ！