2009/11/25

見事な結末、パリ珍道中ー最終日ー

真っ赤なボルドーリバースで目覚めた会長のだるい朝のパリは快晴。こちらもムンムンな天気で、とっくりセーターにタイツでブーツ、毛糸のパンツ付きを用意してきた駐妻ASAMINは「暑い、あっちい」とひっきりなしに騒ぐ始末。こればっかりはどうにもならんですよ!!

本日最終日2日目は、だるい会長も少しばかりお寝坊させてもらって、昼前から活動開始。しかしホテルからでるまでにエレベーターの点検が行われていて、エレベーターが使用できずここでまた時間を食うしまつ!いま考えてみれば、最終日はボルドーリバースからはじまって、不吉な前兆はたくさんおこっていたんです。

エレベーターを何とか動かしてもらって、ホテルを後にして、まずはサン•ジェルマン•デ•プレにある胸キュンなアロマキャンドルを求め、Diptyqueへ直行!路面店として存在するのはヨーロッパでは、パリ、ロンドンだけ。品揃えももちろん豊富で。
このお店のなかにいると、いい香りにつつまれてうっとりんこ。商品ももちろん洗練されたものだけど、店内の雰囲気もジェントルマンなパリジャンの店員さんも洗練されまくって、このお店の中にいるだけでも満足しちゃう。クリスマス限定キャンドルもでていましたが、ASAMINが愛用してるバラの香りのアロマキャンドルをまねっこちゃんで購入です(トッティのおくちが最近御殿のなかで臭うので)。ほんっと、すごくいいかおり、そしてそれと正比例するお値段ですが…‥絶対おすすめします。
キャンドルがはいってるグラスもおちゃれなんですよ

その後、ダヴィンチコードで知られる日時計(ローズライン)があるサンシュルピス 教会へ
 
うーん、「ダヴィンチコード」、会長は映画でみたにも関わらず、途中で居眠りこいちゃって、内容はまったく覚えてない…でもここではすばらしいパイプオルガンの演奏を聞く事ができて、まさしく心の洗濯ができました。
凄いパイプオルガン、迫力満点で、悪霊もふっとんでいっちゃいそう。

そういえば、ヨーロッパにいながら最近まったく教会っちゅうところに行く用事がなかったなぁと(あたりまえなんですけどね)。日本で神社やお寺にいくと心が落ち着くように、教会でも同じような効果があるということに気がつきました。

そこからがまじで時間との勝負でした。カフェで空腹を満たしていたら、ASAMINが買いたがっていたラデュレのマカロン(ホカロンじゃないよ)を買う時間がまったくなくなってしまって(というよりかは、ものすごいマカロン行列で並んで辛抱強く待つ時間もなかった)、涙するASAMIN。
これがASAMINが買いそびれちゃったマカロンちゃん、
色がきれいで、かいちょもたべてみたかったー!

おまけにホテルへ荷物を取りに帰る途中で反対方向の電車に乗っちゃうわ、駅構内を2周するわ、とことん急いでる時に時間をくうことばかり。19時発のミュンヘン最終便に乗るために、4時半にはパリ市を空港へ向かったわけですが、ここでまた電車の接続が悪かったり、おんぼろ電車がとろとろと走るもんで、なんと空港に到着したのが手に汗握る18時半…‥。あんなに早くでたのになぜ〜!?チェックインなんて、とうてい終わっていて、なんと、まんまと最終便に''乗り遅れて''しまいました。あ〜、なんてこったいー!誰のせいにもできないので、とりあえずルフトハンザカウンターにいる仏人(黒人)に文句をいってみる。「なんとかしてくれやー!かいちょたちが悪いんじゃない、おんぼろRER電車のせいだっ!」

結局のところ、とりあえずミュンヘンまで帰る手段を探すのが先。今回のチケットはマイルで購入した特典航空券だったので、かいちょはANA、ASAMINちゃんはルフトのところで対応してもらう。ルフトのマイルを使っているASAMINはまったく問題なしで、追加50ユーロで翌朝の始発便に振替られ、一件落着。そしてかいちょはというと…‥。ANAに門前払いされてしまった…‥。「お客さまのフライトはもう出発されておられますよね」の一言で。AもLもスターアライアンスなのに、このサービスの差はなんなんだっ!?お客様は神様ではなかったのか、日本人よ!っちゅうわけで、カブトムシのサイトーさんのよう泣き顔になりながら困り果てていたかいちょの前に黒い天使が現れたのです。さっきまでカイチョが文句を言い放ったCDGのルフトカウンターにいた心優しい黒人お兄ちゃん、「ボンソワール、ムッシューかいちょ、ここでは仏語を話せないと話にならないから僕が手伝ってあげるよ」と。なんて優しい黒い天使なのでしょう。彼の絶大なヘルプにより、電車の切符売り場で夜行バスや夜行電車や帰る手段をいろいろと調べてもらった結果、(これがまた無愛想なフレンチ女ばっかりで、黒い天使もねばりにねばってやっとでした)かいちょは翌朝7時半発のTGVでミュンヘンまで6時間かけて岐路についたのでありました。
朝7時過ぎのパリ北駅、まだまっくら〜!

人生初めて乗ったTGV、とてもとてもシートがおしりにきもちよくって爆睡!目が覚めた頃にもうすでにストラスブールを超えてドイツに入っていました。ドイツに入って、一番はじめに思った事のは、いやぁ、清潔だなー、駅構内にチリのひとつも落ちてない!いろいろあったパリ弾丸ツアーでしたが、トラブルのおかげで、パリジャンの心の優しさをもらえました。無事家に到着できたし、都会の空気を吸って水を得た魚のようにかいちょも元気になりました!今度は往復TGVで弾丸しまっせい!

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